人生の終わり方

今朝、人身事故で電車が止まったと言うニュースが流れたよ。

 

驚いたのはその沿線を高校の通学に利用していたこと。

 

更に驚いたのは止められていた区間の駅が乗車駅と降車駅だったこと。

 

 

嫌な偶然やね。

 

 

・・・・・

 

人身事故は視覚障害者や酔っ払いが誤って転落することもあるけど、

 

大抵飛び込みなんよね。

 

 

・・・・・

 

なんか・・・、

 

生きていたくない事でもあったのかね。

 

 

著名な霊能者によると、

 

自殺は神様との一方的な契約破棄と見做され、

 

罰として時が止まるらしい。

 

その為自殺した時の苦しみが延々と続く。

 

 

なんて恐ろしい。

 

 

・・・・・

 

新聞を読んでいると、

 

ガザでは救援物資を取りに行って海で溺れたり、

 

落下傘が開かずに圧死したり。

 

ウクライナではドローンで爆殺をされそうになった兵士が、

 

殺される前に手榴弾で自決したり・・・・。

 

・・・・

 

 

狂っているね。

 

こんな報道ばかりに接していると、

 

感覚がおかしくなるね。

 

一人やし尚更ね。

 

 

・・・・・

 

絶えず頭が霞んだ状態です。

 

飲み過ぎやね、

 

でも止められないんよ・・・・。

 

 

 

 

 

「自殺帳」       著者:春日武彦

 

 

産科から精神に転向した変わり種。

 

・・・・・

 

患者に自殺されてもとくに感慨も持たず、

 

随分冷淡やと思うよ。

 

治療者と言うよりも観察者と言った面持ち。

 

 

製薬会社や医療界の暗部に怒りを覚える様は誠実と思うけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶喪失

・・・・・????

 

 

全く記憶に無い。

 

完全に欠落している。

 

見たときは目を疑った。

 

別の部屋かと思ったほど。

 

 

・・・・・

 

バルコニーにぶちまけられた多量の吐瀉物。

 

そして恐らくは、

 

姉によるものであろう差し入れ。

 

・・・・

 

 

いつ吐いたのか、

 

いつ貰ったのか。

 

まるで覚えていないよ。

 

 

なんで・・・???

 

・・・・

 

 

飲み始めてもう30年近いけどね、

 

こんなことは初めての経験だよ。

 

 

完全なる記憶喪失。

 

人生の一部を不意に切り取られた気分。

 

記憶が連続してないって恐ろしいよ・・・・。

 

・・・・・

 

余りの目眩と倦怠感の酷さに、

 

欠勤を求める電話をしたことは辛うじてね・・・・。

 

ただ返答は曖昧やね。

 

15年と2ヶ月。

 

こんな電話も初めてのことだよ。

 

 

・・・・・・

 

・・・・・・

 

 

この状態で配達に行き、

 

大過なく終えたのは僥倖としか言い様がないわ。

 

我ながら不思議なほどです。

 

・・・・

 

しかし、

 

次は無いよね。

 

 

僥倖なんて本来起きるモノでは無いし。

 

 

同じ事を繰り返せば途轍もない災禍に見舞われる。

 

それこそ生命の危機や生涯苦しむ後遺症とか・・・。

 

 

抗うつ剤

 

何処まで効くか。

 

そして今後どうすればいいのか。

 

 

 

 

 

電通マン ぼろぼろ日記」       著者:福永耕太郎

 

 

コンサルタントと並んでよく判らないのが広告代理店。

 

しかも規模は世界一という電通

 

・・・・

 

本書を読んでもやはり不可解。

 

イベント屋の世界チャンピオンみたいなモノか。

 

 

動く金額の大きさと起用される人物のネームバリューに圧倒される。

 

引き籠りとは別世界過ぎてファンタジーと変わらん。

 

・・・・

 

「酒は辞めない」と言って死んだ二人の「先輩」が印象に残る。

 

これは緩慢な自殺だよ。

 

 

地位や名誉、

 

金銭にも恵まれていたエリートやろうにね・・・・。

 

何故アルコールに溺れたのか。

 

「先輩」のことをもっと詳しく書いて欲しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母を特養へ

母は今施設にいるんよね。

 

今日でちょうど2週間目。

 

それなりに馴染んできたと思うよ。

 

2年前に出来たばかりで綺麗で清潔な館内。

 

食事も胃癌という事で配慮してくれている。

 

 

ただ住宅型やから職員は原則生活支援のみのサービス。

 

介護や医療はオプションになるから別途、費用が掛かるのよね。

 

 

・・・・・

 

このことは将来に亘って大きな経済的負担を意味するよ。

 

人間は死の直近5年で生涯の医療費の80%を消費するというデータも。

 

 

・・・・・

 

 

不安やね・・・、

 

だからね、

 

内なる悪魔が囁いたんよ。

 

自身の将来も不安で堪らなかったんよ。

 

今後のことを考えると恐怖で一杯なんよ。

 

冷静じゃいられないんよ。

 

・・・・

 

”もしさ、認知症が進んだら・・・、

 

安い特養に行って貰えないかな・・・?

 

・・・・・そして浮いたお金を、

 

少しばかり貰えると嬉しい。

 

 

いや、だって認知症なんだから・・・、

 

判らないでしょ?

 

だったら、

 

何処でも一緒でしょう?”

 

 

・・・・

 

・・・・

 

 

母は快く承諾してくれたよ、

 

満面の笑顔でね。

 

”お前が助かるのならそれで良いよ。”

 

・・・・・

 

・・・・・

 

 

夕暮れ、

 

自転車で帰路につく。

 

 

途中苦しい、

 

胸が張り裂けそう、

 

息するのも苦しい。

 

 

神様、

 

どうかこの底辺を召して下さい。

 

キエタイデス。

 

 

 

 

 

報道特集」     放送:MBS

 

 

安楽死は世界の趨勢か。

 

これからは患者を上手く死なせる医師が名医と呼ばれるんやろうね。

 

観ていてそう思ったよ。

 

40歳で安楽死を決断した話に救われる。

 

歳下の死に励まされる。

 

もう十分生きたと思えるから。

 

報道特集 3月16日(土)放送分 安楽死を考える①|報道 ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望的な損失

保有株がおかしいよ。

 

ムチャクチャだよ。

 

 

エムスリー:3,264円→1,909円

 

アステリア:749円→596円

 

ライフル:263円→162円

 

ダブルス・コープ:1,239円→490円

 

メタリアル:1,700円→1,039円

 

 

397,000円もの含み損。

 

 

・・・・・

 

 

吐きそうな金額。

 

こんなん、

 

絶対おかしいよ。

 

 

日経の堅調からすれば異常とも言える損失。

 

母のことも心配で、

 

今後のことも不安なのに。

 

投資でもムチャクチャだよ。

 

 

ダブル・スコープの買値の6割下落とか、

 

メタリアるの1日で20%の暴落とか、

 

絶対おかしいよ。

 

・・・・

 

雨の日に配達して時給900円以下だよ。

 

必死に倹約して貯めたお金だよ。

 

それがどんどん無くなるよ。

 

正気じゃ居られないよ

 

 

もう、

 

気が狂いそうだよ。

 

 

どうすれば良いのよ。

 

殺してやりたいよ。

 

 

戦争でも起きれば良いよ。

 

 

 

 

 

 

「親を介護施設にあずけるお金がわかる本」     著者:高室 成幸

 

 

親の年金で暮らしている50代男性の話が心に残った。

 

今までは一緒に暮らしていたので生計が同一やったけど、

 

親を施設に入れれば本人はどうなるのか。

 

 

10年以上も求職活動するが上手く行かず、

 

最近では鬱も患っている。

 

年代も近いのでこの人の「今」が気になるよ。

 

 

生活保護でも貰って生きていれば良いけどね・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3ヶ月後

母が1月半ばに入院して以来3ヶ月が経ったよ。

 

母にとってもそうやし、

 

自分自身にとっても怒濤の日々でした。

 

 

2日にいきなり胃癌と告知されたんよね。

 

信じられなくて視界が歪んだよ。

 

 

・・・・・・

 

 

最初に入院した病院で手術を行い無事成功。

 

これには心底安堵した。

 

 

半月後に転院して2ヶ月に亘って療養とリハビリ。

 

残念ながらリハビリは思ったよりも奏功せず、

 

自宅に帰ること無く老人ホームに入居することになった。

 

これが10日前。

 

・・・・・

 

この間40回近くお見舞いに行ったけどね、

 

母の衰える姿を見るのはほんと辛い。

 

受け答えも少しおかしくなっていたしね。

 

 

そして今後のことが不安で堪らなかった。

 

30年ぶりに姉とも何度も話し合ったよ。

 

 

一番の問題はやはりお金のことやね。

 

これから母からの支援は望むべくもない。

 

・・・・

 

判っては居るけどね、

 

でも、

 

それでどうして良いのか判らないよ。

 

いきなり病に倒れるなんて想像していなかったよ。

 

配達以外何もしたことないんよ。

 

今更人と交われるのか、

 

そもそも雇ってくれるところがあるのか。

 

・・・・

 

この3ヶ月の入院や手術、リハビリ。

 

幾ら掛かったのだろう。

 

母のお金は全て姉が仕切っているから知らないけど、

 

相当な額だと思う。

 

当然貯金もかなり減らした筈。

 

母が先細ることはそのまま自身の衰退を意味する。

 

 

物価も凄く高くなって今でも苦しい。

 

 

怖くて不安で身動きが取れない。

 

 

 

 

 

 

「母親に、死んでほしい~介護殺人~」       著者:NHK取材班

 

 

母が倒れた時にね、

 

施設に入れることを告げた姉に、

 

母と同居する考えを訴えたんよね。

 

一緒に住んで介護をすると。

 

姉に一蹴されたわ。

 

全く以て論外という感じ。

 

・・・・

 

 

本書を読むと得心する。

 

壮絶すぎて言葉が無い。

 

認知症とはこれほど残酷な病なのだと身震いする。

 

 

母もいずれこうなるのか・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ダメ、絶対!

アルコールを飲んでいる状態で薬を服用するな!

 

・・・・

 

そう姉に叱責されたよ。

 

アルコールは薬の副作用を著しく増大させると。

 

ましてや度数に高いウイスキーなど・・・、

 

 

同時摂取は絶対の禁忌。

 

後遺症、

 

場合によっては命にも関わるほど危険とも。

 

 

・・・・・

 

・・・・・

 

 

いや、

 

それは知っていたけどね、

 

アルコールもドラッグの一種やし。

 

 

しかし、

 

あれほど強烈なモノとはね・・・・。

 

今思い出しても身震いする。

 

 

薬って恐ろしい。

 

・・・・

 

晩酌というか、

 

お酒飲みながら食べるのが30年来の習慣。

 

薬は食後に服用することになるから・・・。

 

 

お酒けか薬かの二択か。

 

 

 

 

 

 

教誨」       著者:柚月 裕子

 

 

悲しい話やね。

 

地方の閉塞感に苦しめられ、

 

視野狭窄に陥った哀れな母親。

 

どうしようもなく愚かな行為やけどね。

 

それだけ追い詰められていたいたと言うことか。

 

誰か一人でも寄り添う人が居ればね・・・・。

 

例え死刑に処されても、

 

「褒めて」貰うことに喜びを見出す姿には胸が締め付けられた。

 

彼女もまた孤独な人でした。

 

 

 

 

狂いそうなほどの孤独

昨日夕暮れ時、

 

それはいきなりやって来たよ。

 

未だ経験したことが無い感情に正気を失う。

 

途轍も無い孤独感に突如襲われたよ。

 

ほんとに、

 

襲われたとしか言い様がないほど突然。

 

胸がぎりぎりと締め付けられる様な苦しみで一瞬でパニックになった。

 

 

自分はこの先、

 

誰からも話掛けられない、

 

誰からも相手にされない、

 

何の愛情も貰えないという恐怖。

 

 

・・・・・

 

 

もし母に万が一のことがあれば全て現実となる。

 

この世界にたった独りとなる。

 

 

・・・・・

 

 

心が千切れたようになり、

 

叫びそうになったけど声が出ない。

 

母に電話しようとしたけど腰が上がらない。

 

うずくまるだけ。

 

 

・・・・・・

 

何だろうこれは?

 

自分の身に何が起きているのかまるで理解できない。

 

身体のそして感情のコントロールができない。

 

・・・

 

生まれて初めてのことで対応不可。

 

テーブルに突っ伏す以外になかった。

 

凄まじい寂寥感が押し寄せてきて狂いそうやった。

 

・・・・

 

誰かに居て欲しい。

 

会話して欲しい。

 

優しくして欲しい。

 

 

脳内にそんな願いが駆け巡った。

 

だが無論そんな人は居ないよ。

 

30年近い引き籠りやから当然よ。

 

社会的にはほぼ存在していないのと同じ。

 

 

・・・・・

 

・・・・・

 

 

どうすれば良いのか???

 

 

犯罪を行えば警官が相手をしてくれるのでは、

 

例え被疑者としてでも尋問で話を聴いてくれる筈。

 

僅かな時間ながら真剣にそう考えた。

 

・・・・・

 

 

友達も恋人もいない30年。

 

人嫌いだし孤独には慣れたと思っていた。

 

でもそれは、

 

母が居るので安心出来ていただけやったんやね。

 

 

母が病に倒れてから情緒不安定だとは自覚していたけど、

 

これほどの強烈な体験は過去に例が無い。

 

孤独がこれほど恐ろしいとはね。

 

・・・・

 

 

抗うつ剤を事前に入手していたのは英断だった。