特別抗告

警察が好きな人は余り居ないと思うけどね、

 

何故か、検察には好意的というか、

 

信用している人が多いんよね。

 

 

・・・・・・・・・

 

 

まあね、

 

東京地検特捜部の存在が大きいいんやろうけどさ。

 

汚職や疑獄事件ではバッジを何人も挙げて、

 

永田町に睨みを利かせられると思われているからやろうね。

 

”日本最強の捜査機関”などとマスコミも持て囃したし。

 

 

最近は言わんけど・・・・。

 

 

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そんな検察ですけどね、

 

袴田事件の特別抗告が今日までですね。

 

 

先の判決では驚いたよ。

 

証拠の捏造まで指摘するとはね。

 

随分踏み込んだと思うよ。

 

権力犯罪には裁判所も酷く慎重やからね。

 

 

・・・・・・・

 

 

袴田事件は当初から物証に乏しく、

 

検察も公判維持が困難だと消極的な態度やったんよね。

 

しかし、

 

死者4人(その内2人は未成年)というシリアルキラー並の凶悪犯。

 

検挙できなければ県警本部長が辞任するレベルの事案です。

 

威信と保身で絶対挙げなければね。

 

 

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まあね、

 

現場のプレシャーは想像を絶したと思うよ。

 

ほんで取り調べも異常な長時間でやり方もエグい・・・・、

 

拷問に近いぐらい(-_-;)

 

 

そして証拠の捏造。

 

 

このような事態に検察は何ら掣肘せず。

 

 

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検察は何を守ろうとしているのか?

 

戦前から連綿と続く官の無謬性、

 

やはり組織の面子ですかね??

 

 

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意外と知られてないけど、

 

検事任官志望は多くなっているんよね。

 

かつては定員割れすら危惧されていたのにね。

 

そんで特筆なのは女子が大幅に増えていること。

 

 

これでおっさん検察の体質が変わるかなと思っていたんやけどね。

 

 

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もうね、

 

抗告するなよ検察は、

 

追求されるべきは、

 

警察の違法捜査だよ。

 

 

捏造なんて、

 

法治国家と言えんよ。

 

掛かる不祥事は”大阪府警ネコババ事件”以来では無いか?

 

 

紛れもなく”巨悪”だよ、

 

これを眠らせたらイカンでしょうーが!

 

 

 

 

 

かがみの孤城」    著者:辻村深月

 

 

子どもの頃最も嫌いだった大人は、

 

自分を子ども扱いする大人だったなと・・・・。

 

舐められていると感じて殺意すら湧いたよ。

 

・・・・・

 

そんなことを思い出しながら読んだわ。

 

中盤辺りまでは心理描写の細かさに閉口することもあったけどね、

 

纏まるについて面白くなってきた。

 

共感できたよ。

 

 

謎解きも平行世界では無く、

 

時系列によって解決させる手腕には唸った。

 

うむ、

 

見事だと。

 

 

著者は既に年下なんよね。

 

参るわ(-_-;)

 

何を食べたらこういう小説を生み出せるのか。