面接へ 

アルバイトの面接に行きます。

 

ネットで応募しました。

 

今回で8回目。

 

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ゴールデンウィーク明けからの求職だからもう長いよね。

 

 

たかがアルバイトだし、

 

巷間人手不足だからもっと簡単に決まるとばかりね。

 

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自身の魅力の無さに打ち震えるね。

 

 

それでもね、

 

食いしばって応募したよ。

 

 

負け戦でも戦わなければと思うよ。

 

 

病身の母は間もなく傘寿、

 

それを施設で迎えます。

 

 

姉からも泣きながら説教されたよ。

 

”かーちゃんが亡くなったら、お前どうするの?”

 

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少し距離のある大手家電倉庫。

 

 

どうかな、

 

採用されるかな。

 

そして勤まるのかな。

 

 

不安と恐怖で震えるよ。

 

 

 

 

 

 

「生きづらさの時代」       著者:菅野久美子

 

 

作中に出てきた50代男性が強い印象を残す。

 

虐待を受け挫折を経験して6畳一間のアパートに30年・・・・。

 

ひたすら同じ日を繰り返し暑さに耐える。

 

拠り所は音楽と推理小説

 

福祉に一切繋がらず、

 

最後は廃人のようになって逝く。

 

 

世代も近い所為かとても身近に感じたよ。

 

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凄まじい生涯やね。

 

そして著者の、

 

男性への目線が限りなく優しい。

 

それだけが救いです。