去年の10月から将棋界ではソフト不正疑惑に翻弄されたんよね。
有力棋士が複数疑惑を示唆していたのでね、
最初は三浦の不正が濃厚という感じやったんよ。
週刊文春なんかは露骨なほどやったよ。
三浦は否定しているのに渡辺の主張を一方的に掲載しているほどでね。
・・・・・・・・・・
しかし、
ソフトとの一致率も高さも証拠と成り得ず、
疑惑の端緒となった離席もまるで出鱈目であることが判明。
(久保よ、お前の体内時計はどうなってるねん???)
この一連の騒ぎで疑惑の渦中にいた三浦は本人のみならず家族も物心共に尋常ならざる損害を受ける・・・・・・。
以上の顛末から昨日、
谷川浩司は将棋連盟会長職から退くことを表明。
健康上の理由もあげているもののこれは事実上の引責辞任。
更に不正疑惑を担当した島朗理事も辞任の予定。
なお、
ほぼ時を同じくして渡辺竜王も三浦に正式に謝罪。
・・・・・・・・・・・・
辞任。
正直言ってなんで今やの?
三浦の名誉回復と金銭的補償、
連盟の初動対応の検証および総括。
今後の運営の課題と改善策の実行。
・・・・・・・・・・・
むしろ、これからが大変やと思うけどね。
今回の騒ぎでは連盟の余りの無能さと稚拙さに愕然とする思いやったけどね。
・・・・・・・・・・・
一体何が原因なんやろうね。
”性善説が前提だから疑ってもそれ以上のことが出来ない”
そんな意見があったけどね
だったら三浦のことも性善説通りに最後まで信じてやればよかったのにね。
疑いだけで出場停止は無いやろうに。
・・・・・・・・・・・
思うんやけどね、
性善説とかではなくてね、
行動規範というか、
連盟は軸というのもがブレまくっていたんやなかな?
目線が棋士のモラルになったりファンやスポンサーに向いたり、
挙句に自分たちのメンツにこだわったりね・・・・。
・・・・・・・・・・・・
谷川浩司。
この人は紛れも無く棋界にその名を残す人なんよね。
羽生善治が凄まじすぎて目立たなかったけどね、
もっと評価されていいはずの棋士よ。
将棋の歴史を紐解いても何人もおらんのよね、
谷川ほどの偉大な棋士は。
・・・・・・・・・・・
それが記者会見での姿、
始終辛そうやったね。
かつては”光速流”と畏怖と敬意を持って呼ばれた棋士がね・・・・。
見たくはなかったよね、彼のこんな姿はね。
うむ、うむ、
あああ~、なんかね、泣きそうやわ・・・・・(:_;)