図書館に行って雑誌を読んできたんよ。
興味深い記事があったよ。
犯罪被害者が経済的にも苦しめられるっていう内容。
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犯罪被害を受けた被害者は加害者に損害を賠償してもらう。
まあ、
当然の権利よね。
裁判をすればもちろん勝てる。
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しかし勝訴したからといって権利が実現されることは稀なんよ。
加害者は刑事裁判の前では減刑を狙って、
反省したり賠償を約束するんよ、
もれなく涙もつけてね。
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だが所詮はその場しのぎ。
結局はあの手この手で財産を隠蔽したり、
行方をくらましたりする。
これが大半。
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損害賠償はあくまで民事やからね、
私人間の紛争という位置付け。
従って行政は一切関知しない。
世に名高い、
”民事不介入の原則”です。
だから何の権限も無い被害者が独力で加害者の居場所や財産を補足・確保しなければならない。
しかも時効という名の時間制限有り。
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はっきり言って無茶です(@_@;)
これね、
本気で加害者に逃げられたらどうすることも出来ないんよ。
いや、だってね、
非合法な闇金ですら担保や保証人を求めるほどなんやから・・・・、
それぐらい債権の実現確保というのは困難という事なんよ。
強大な権限を背景にした国税や警察が動く刑事裁判とは違うんよ。
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何が言いたいかと言うと、
判決だけ貰ってもその内容が執行されなかったらただの紙切れに過ぎないんよ。
俗に”民事は水を掬うようなもの”って言われる由縁よね。
日弁連も掛かる事態を懸念してね、
再三に亘って法務省に要請しているんよね。
25年以上も前からね。
ほんで民事執行法が過去に何回か改正されてね、
権利実現を容易にはしているんよ、これでも。
でも、
まだまだやな・・・・・と、
雑誌を読んでいて暗澹とそう思いました。
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余談ながら、
離婚した父親が養育費を支払う確率は僅か20%。
離婚時に予め約束しておきながらこの数字よ・・・・・。
完全に”逃げ得”が横行しています。
これでは法治国家なんて言えないよね~(>_<)
「瞬殺怪談」 著者:平山夢明その他
短いよ、
1ページに満たない話もあって物足りない。
”・・・・・いずれ、にんげんをやめる”
これの後日譚が知りたいよ(・_・;)