4万以上の損失を出す

不安で堪らなかった。

 

母の今後や自身の生活はどうなるのか。

 

この住み慣れた公団を退去せざるを得ないのか。

 

強度近視や未治療の奥歯のことも懸念材料だったよ。

 

 

・・・・

 

 

不安だし、

 

焦ってもいたんよね。

 

すぐにお金を増やしたかったんよ。

 

中長期の視点では無く、

 

デイに近いほど短期。

 

頭がぐちゃぐちゃで冷静ではなかった。

 

何度も手痛い目に遭ったというのにね・・・・。

 

 

・・・・・

 

 

やはり完全に裏目

 

またしても失敗。

 

 

サンバイオが10%近い大暴落。

 

よりによって買った翌日に10%も下落する事態に、

 

我ながら信じがたい悲運よ。

 

そして因縁の楽天インバース。

 

1週間で2,100円も騰がったから反動があるだろうとね・・・。

 

 

この二つに手を出して数日で43,500円もの損を出した。

 

 

・・・・・

 

 

判っていたのにね、

 

幾度も繰り返してきたのに。

 

2021年に博打は禁忌と誓ったのにね。

 

高配当銘柄にシフトするとあれほど。

 

 

チクショウ

 

またしても。

 

 

・・・・・

 

母の病気を代わりたいよ。

 

もういいよ、

 

こんな人生。

 

 

 

 

 

 

生活保護とあたし」       著者:和久井みちる

 

 

生活保護を受給できて羨ましい、

 

とは思わない。

 

 

しかし、

 

仲間が大勢居るのは羨ましい。

 

貧困者の多くは孤立しているから話せる相手が居るのは貴重よね。

 

 

これは著者の人間性やろうね、

 

文章から弱者へ優しさが窺える。

 

 

覚醒剤中毒者への、

 

”どんな時に覚醒剤を使いたくなるのか?”

 

との回答に頷く。

 

覚醒剤とお酒を置き換えると全く同じやから。

 

 

 

 

 

 

 

ある逃亡犯の肖像

免許証や保険証、

 

自身の身分を証明する事が出来ないだけなく偽名まで使って生きてきた。

 

仕事は建築業で住み込み。

 

・・・

 

それでも詮議の眼を潜り抜けて身を潜めるといった感じで無くて、

 

趣味の音楽を楽しんで、

 

ジャズバー等に足繁く通い、

 

周囲に溶け込んで地元の人達と交流している。

 

そんで日々の生活をそれなりに謳歌している。

 

 

70歳まで亡くなるまで、

 

そんな生活を何十年も。

 

・・・・・

 

いや、

 

およそ逃亡犯とは思えんね。

 

生来社交的なんやろうね。

 

愛嬌もあったみたいやし。

 

 

秘密を抱えていたにしても決して孤独では無い。

 

案外悪くない人生だったのではないか。

 

 

羨ましく思うよ。

 

 

・・・・・・・

 

 

自分にも出来るだろうか?

 

 

今住んでいる公団を追い出されたら、

 

彼のように、

 

何処かで住み込みの仕事を見付けることが出来るだろうか。

 

 

ちゃんと馴染めるだろうか。

 

 

・・・・・

 

 

いや、

 

出来る気がしない、

 

 

常に孤独だしね。

 

 

怖いよ、

 

不安でいっぱいだよ。

 

 

 

 

 

「成瀬は信じた道をいく」      著者:宮島 未奈

 

 

眩しいね、

 

読後感はそれしか無いよ。

 

卑屈さや負い目がまるで無い。

 

お天道様の下を堂々と歩いている人生。

 

中学生から大学生へ。

 

年齢を重ねて世界も格段に広がる。

 

相変わらず究極のマイペースで周囲を振り回すけどね、

 

それだけ愛されていることなんよね。

 

 

今後も大いに活躍するであろう成瀬嬢。

 

それでも、

 

「ゼゼカラ」は健在です。

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30年ぶりの姉 2

お節介というか、

 

生来の長女気質。

 

 

公団から出るように示唆したり、

 

こちらの希望や適性を無視して求人票を送ってきたり、

 

そのくせ生活保護の受給を勧めてきたりとかね・・。

 

 

独断専行がすぎるんよね。

 

そして人の人生を勝手に決めるなよ。

 

 

判りきっていることをあえて質問して答えを誘導するやり方も気に入らん。

 

自分では無くあくまで相手が決定したという体裁を取り繕うやり方、

 

見え透いていて小賢しいわ。

 

 

母の財産や年金を一方的に管理して、

 

同意はおろか報告もしないんよね。

 

 

母の家に置いてきたお金や優待も何も言わずに持ち去ったよ。

 

贈呈したのは母へであって姉では無いよ。

 

・・・・

 

心配してくれるのは分っているし、

 

実際世話になっているけどね、

 

 

やはり好きにはなれんよ。

 

 

・・・・

 

連日の雨が辛い、

 

余分な手間暇掛かる。

 

時給は800円にも満たない。

 

 

 

 

 

 

「ジャンル特化型 ホラーの扉」    編集:株式会社闇

 

 

平山さんは相変わらず平山さん。

 

読後感の悪さは天下一品。

 

今回は猫だけに一層ね・・・・。

 

 

「とざし念仏」の話は興味深かった。

 

最後は人望が生死を分かつ。

 

 

 

 

 

30年ぶりの姉

姉にはまったく頭が上がらないよ。

 

母の入院の準備、

 

癌手術の付き添い、説明及び同意。

 

次の転院先を手配してリハビリ計画策定の交渉。

 

更に退院後を見据え介護施設の見学とね。

 

・・・・・・

 

母が病に伏してからは煩雑な手続きの全てを姉がしてくれている。

 

医療職として長年働いてきたお陰で経験のみならず人脈も豊富。

 

もう凄いとしか。

 

・・・・・・・

 

 

こっちは今後の生活の不安に震えるしか出来ないというのに。

 

30年もの間に想像を絶する差が出来たのね。

 

母も姉を頼り切っているしね。

 

自身は心配のみかけているよ。

 

傘寿の病人に励まされているようではね。

 

”かーちゃんは大丈夫だから、ちゃんと守ってあげるから・・・”

 

 

母に寿命をあげたいよ。

 

 

 

 

 

ジェンダークライム」         著者:天童荒太

 

 

どこか欠けた、

 

埋め合わせることの出来ない傷を持った人達の物語。

 

ジェンダーバイアスの考察が興味深い。

 

人間とはかくも無自覚なんやね。

 

そして犯罪というのはこれほど多くの人を悲しませるのかと思う。

 

 

作中では志波が受けた肉体的損傷に最も衝撃を受けた。

 

そしてそれを知った鞍岡の胸中・・・・。

 

面白く悲しい本だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保健所へ

飲んでも飲んでも不安が昂じてね、

 

ついにお役所に助けを求めました。

 

 

不惑も終盤、

 

人生初めての経験です。

 

 

職員からは回りくどい喋り方で、

 

保健所で開催されている「心の相談室」へ行くよう勧められました。

 

 

・・・・

 

逡巡しているような余裕はありません。

 

お酒が止められないし、

 

恥も外聞も無い。

 

 

守秘と軽蔑しないことを確認して行きましたよ。

 

 

・・・・・・

 

どんな相手か、

 

どう言う目で見られるのか、

 

ビリビリに怖かったけど、

 

温和な中年女性で話しやすかった。

 

自身の不甲斐なさに泣きそうになった時には、

 

テッシュを差し出してくれるようなひとでした。

 

こういう気遣いは沁みます。

 

 

・・・・・

 

 

27日に医師と相談が出来る結果となりました。

 

ただ、処方箋は出せないらしい。

 

これには失望したよ・・・。

 

精神安定剤が欲しかったのに。

 

 

でも、まあ、

 

姉と一緒に行こうかと・・・・。

 

 

 

 

 

「亡びの国の征服者 7 」      著者:不手折家

 

 

辛うじて虎口を脱した。

 

両親そして妻の仇、

 

ユーリによる無慈悲な復讐が展開される。

 

・・・・

 

拷問や虐殺など凄惨なシーンが多いわ。

 

ユーリは本来、大局観に基づく戦略家やのにね・・・・。

 

 

「自分の罪は自分のものです」

 

 

こう言い切る姿にはもはや沈黙するしか無いよ。

 

 

蛇足ながら、

 

ウェブの更新を一刻も早く再開して欲しい。

 

遅筆にも程があるよ、

 

せっかくの名作なんだから。

 

薬が欲しい

不安が去らない、

 

そして身体がふわふわして力が入らない。

 

座ることも大義でずっとベッドで仰臥している。

 

酒ばかり飲んでいる所為か体重も落ちた。

 

・・・・

 

まずい状態だというのは理解している。

 

ただ気力が湧かず日常生活すら困難な状態。

 

 

セルフネグレクトというのかな。

 

とてもしんどい。

 

 

抗うつ剤精神安定剤など、

 

入手できないかな?

 

薬局で直に売ってくれるモノかな、

 

やはり医師の処方箋が必要か。

 

 

心療内科なんて行ったこと無いけど、

 

幾ら掛かるのか。

 

保険適用になるのか。

 

 

これからどうなるのか。

 

全てが不安で、

 

怖くて堪らない。

 

 

 

 

 

「夜のお店解剖図鑑」        著者:高橋哲史

 

 

著者の軽妙な解説が読ませる。

 

平易な説明で有りながらきちんとツボを押さえている。

 

 

酒は常に一人宅飲みやからね、

 

新鮮やったよ。

 

友達でも居れば一緒に行けるのにね。

 

こうやって世界を広げるんやね。

 

 

「遊びの正体」の洞察には唸った。

 

 

 

引き籠りとは無縁なり

金曜日の市場に唖然とした。

 

ここまで下落一本だったダブルスコープがダメ押しのストップ安。

 

ついに半値以下に沈む。

 

 

・・・・

 

 

言葉も無いよ。

 

これほどの選択眼の悪さは何なんだろう・・・・。

 

 

ちょっと類が無いのではないか。

 

日経は34年ぶりなどと言っているのに未だに損しているし。

 

 

・・・・・

 

 

母の入院先の看護師から邪険にされたよ。

 

これだけでも泣きそうになった。

 

 

帰路クラクションを鳴らされた。

 

これだけでも怖くて身が竦んだよ。

 

 

絶えず何かに怯えて不安が去らない。

 

居場所が無い、

 

世界中から疎外されているような気がする。

 

 

そして誰にも胸中を明かす相手が居ない。

 

 

これが孤独か・・・。

 

 

 

 

 

「無縁老人」        著者:石井光太

 

 

ハンセン病患者の非人道的な生活は正視に耐えん。

 

中国残留孤児の過酷さはどうであろう。

 

国の不作為はもはや犯罪と言っていい。

 

 

彼らは良く堪えたよ。

 

途轍もない苦痛や絶望するような悲しみ、

 

ささやかな喜びを分かち合う相手が常に傍に居たからやね。

 

 

決して独りでは無かったよ。

 

共に泣いてくれる人がちゃんと居たんだよ。

 

 

”人は無縁の状態では生きていけない”

 

 

母が病に倒れてようやく気付くとは・・・・。