安部総理が辞任を発表して支持率が急上昇したよ。
やはり病気のことが影響しているのかね?
判官贔屓とも言うべき同情か。
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なんとも情緒的やね、日本人は。
こういう浪花節は好かんよ、日本人だけど。
もっと冷徹な視点を持つべきやと思うけどね、
相手は政治家であり批判や検証の対象なんやから。
それが健全な民主政だと思う。
そもそも辞める政権の支持率など蛇足であろう。
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安部総理は長い間政権を運営していたけどね、
看板こそ何枚も掲げたけど、
具体的な成果は何やろ?
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あんまり思いつかんよな。
成長戦略の要であった原発輸出も、
最後の砦であった日立が撤退したことで頓挫した。
そして公文書の扱いが酷い、
自らを批判や検証の埒外に置くというのは歴史に対する冒とくと言っていいよ。
マスコミや野党の弱さに助けられた長期政権やと思うけどね、
ただ、
消費税の2度に渡る増税。
これだけは見事だったと思うよ。
社会保障費が年を追うごとに膨張している昨今、
負債を将来に引き継がせない決断、
これこそが政治家マターです<(_ _)>
「迷子のままで」 著者:天童荒太
登場人物の自分語りには食傷させられる。
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著者は優しいというか、
お涙モノが好きやね。
不幸に耐えている人への共感がビシビシ伝わる。
伊丹万作のことは本書で初めて知った。
これの警句には身が引き締まったよ。
安易な被害者意識は自戒しなければ・・・・・(-_-;)