応募したアルバイトに採用された。
嬉しい、
と言うよりも安堵した。
まだ必要とされているのかと。
約4週間の期間限定で時給も最低賃金なんやけどね。
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驚いたのは研修があったこと。
それも3時間も。
単純作業だというのに。
更に驚かされたのが週休2日が保障されていて有給もあった事。
1日3時間労働でだよ?
待遇の良さに呆れたわ・・・。
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かつてヤマト運輸で同様の仕事をしたことがあるけど、
研修どころか説明も碌にされずに現場に放り込まれたよ。
そんで理不尽に怒られたりね・・・・。
親や教師が公務員を勧めるのも当然だと思った。
「歌われなかった海賊へ」 著者:逢坂冬馬
以前NHKでアイシュビッツ収容所を取り上げていてね、
印象的だったのが周囲の人達は収容所での出来事を知らないと主張したんよね。
”私たちは~、知らなかったので~、何も出来なかったんだ~。”とね。
解放されたユダヤ人達はその事に心底怒って猛反論したんよ。
”いや、あなたたちは知っていたはずだ!”とね。
知っていて見て見ぬ振りをしていたと・・・・。
見ざる聞かざるは日本の専売特許ではないんやね。
傑作だったのはヒトラーの後継たるデーニッツもニュールンベルク裁判で虐殺の事実を知らなかったと主張したことやね。
これには判事達は失笑し、
傍聴席からはブーイングが起きたらしい。
3流コントのネタみたいな話やけどね。
保身というか、
人間の業かと思ったよ。
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レオンハルトやドクトルもその例に倣って処刑されてしまった。
市民は歌うことをせずに見殺しにしたよ。
前途有望な若者をね、
わけてもレオはその出自から、
戦後のドイツ経済を牽引する立場に成り得た逸材であろうにね・・・。
戦後のフランツの孤軍奮闘も物悲しいね、
所詮歴史とは勝者の記録か。
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九死に一生を得たヴェルナーが天涯孤独で一生を終えたのは意外です。
てっきりエルフリーデと添い遂げたものとばかり。