今日から服用

ようやく抗うつ剤を入手できた。

 

フルボキサミンマレイン酸塩錠25㎎

 

2週間分。

 

 

本来は診察こそが肝心なんやろうけど、

 

聴いて貰ったところで問題解決には結びつかないしね。

 

それに説明するのも億劫なんよね・・・。

 

例によって姉も同席していたし。

 

・・・・

 

ただ、

 

先に帰るように促され診察代と薬代を払って貰ったよ。

 

その後、公団のエントランスで立ち話したけど、

 

まるで覚えていない。

 

きっと覚えていたくないような事を言われたんやろうね・・・・。

 

 

さらにイチゴとヨーグルトを貰っていたよ。

 

冷蔵庫に入っていたわ。

 

 

姉の厚意は有り難いけど、

 

何も返せないのでいたたまれない気分になるよ。

 

 

 

 

 

「共謀家族」    監督:サム・クァー

 

 

紛うこと無く超大国となった中国。

 

軍事力のみ突出していた旧ソ連とは異なり、

 

経済力や自然科学でも世界を牽引する存在。

 

 

にもかかわらず、

 

彼の国を離れる人が急増しているらしい。

 

 

・・・・・

 

 

本作を観れば得心がいくね。

 

人治主義という絶えず恣意的な権力行使がおこなわれる恐怖は如何ほどか。

 

日々の生活を送るうえでの安心感が得られない。

 

そんな世界で生きるのは確かに不安やろうね。

 

 

自身は無力な市井、

 

全てを守ることは出来ない状況にあって、

 

何を、どれだけ切り捨てるのか。

 

決して譲る事が出来ない存在を見据えての生存戦略が試される。

 

 

父親の取捨選択が見事也。

 

映画『共謀家族』公式HP

 

 

 

 

 

 

 

母、施設へ

母の施設行きが決まりそう。

 

老健とかサ高住といった候補があったけど、

 

姉と共に見て回って決めたらしい。

 

 

花の名前を冠した住宅型有料老人ホーム。

 

 

・・・・・・

 

 

不安だよ、

 

母がどんどん遠くなっている気がする。

 

 

結局リハビリは奏功せず、

 

独り暮らしは断念。

 

・・・・

 

 

母と同居して介護をする選択肢は、

 

少なくとも姉にとっては論外なのだろう。

 

 

・・・・・

 

確かに自分に出来る気はしないね。

 

母も望まんし。

 

 

では、これからどうしよう。

 

置いて行かれている様な不安感が消えない。

 

孤独感にも苛まれる。

 

 

この公団から出ていって、

 

何処に行けば良いのだろう。

 

何が出来るだろう。

 

 

姉には”生活保護で生きて行け”と切り捨てられる始末。

 

 

・・・・・・

 

不安で何も考えられない。

 

母が居なくなることを思うと、

 

泣きそうなほど怖い。

 

 

 

 

 

「わたし生活保護を受けられますか」   著者:三木 ひとみ

 

 

著者の顧客への情熱に圧倒される。

 

所詮は他人事なのに・・・・、

 

本当にここまでやってくれるのだろうか。

 

行政書士の見る目が変わったよ。

 

 

・・・・

 

精神を病んだ兄を助ける妹の健気さに泣ける。

 

そして羨ましい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保健所へ 2

話しやすい人でした。

 

精神保健指定医というからもっと理知的な人を想像していたけど、

 

柔らかい包容力のありそうな中年の女性。

 

・・・・・

 

心の問題を扱うわけやから、

 

相性や雰囲気が大事よね。

 

軽蔑や見下されるのではとビクビクしていたので安堵したわ。

 

良い医療者に出会えたか。

 

 

相談には姉も同行してくれたよ。

 

些か気詰まりやったけどね、

 

心強かったのも事実。

 

 

ただ、

 

正式な診察では無いので処方箋は出せないとか・・・。

 

残念。

 

お酒が止められないので是非欲しいよ。

 

・・・・・・

 

 

次は来月の3日を予約。

 

保険適用やけどね、

 

薬と共に幾ら掛かるのかが不安。

 

 

なんか、

 

不安ばかりだよ・・・・。

 

 

 

 

 

 

孤独死大国」     著者:菅野久美子

 

 

 

子どもの頃はそうでも無かったのに、

 

歳を取ると何故ここまで友と呼べる人間関係を構築するのが困難になるのか。

 

わけても中高年男性の孤立ぶりは愕然とするよ。

 

その数の多さにもね。

 

 

著者自身、

 

孤独な中にあって壮絶な虐待を受けてきたサバイバーらしい。

 

だからなのか、

 

熱量を感じる。

 

 

希望は「猫町倶楽部」

 

代表の理念が素晴らしい。

 

行ってみたいな・・・・。

 

 

近在で開催してくれないモノか。

 

少しは不安や恐怖が和らぐか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4万以上の損失を出す

不安で堪らなかった。

 

母の今後や自身の生活はどうなるのか。

 

この住み慣れた公団を退去せざるを得ないのか。

 

強度近視や未治療の奥歯のことも懸念材料だったよ。

 

 

・・・・

 

 

不安だし、

 

焦ってもいたんよね。

 

すぐにお金を増やしたかったんよ。

 

中長期の視点では無く、

 

デイに近いほど短期。

 

頭がぐちゃぐちゃで冷静ではなかった。

 

何度も手痛い目に遭ったというのにね・・・・。

 

 

・・・・・

 

 

やはり完全に裏目

 

またしても失敗。

 

 

サンバイオが10%近い大暴落。

 

よりによって買った翌日に10%も下落する事態に、

 

我ながら信じがたい悲運よ。

 

そして因縁の楽天インバース。

 

1週間で2,100円も騰がったから反動があるだろうとね・・・。

 

 

この二つに手を出して数日で43,500円もの損を出した。

 

 

・・・・・

 

 

判っていたのにね、

 

幾度も繰り返してきたのに。

 

2021年に博打は禁忌と誓ったのにね。

 

高配当銘柄にシフトするとあれほど。

 

 

チクショウ

 

またしても。

 

 

・・・・・

 

母の病気を代わりたいよ。

 

もういいよ、

 

こんな人生。

 

 

 

 

 

 

生活保護とあたし」       著者:和久井みちる

 

 

生活保護を受給できて羨ましい、

 

とは思わない。

 

 

しかし、

 

仲間が大勢居るのは羨ましい。

 

貧困者の多くは孤立しているから話せる相手が居るのは貴重よね。

 

 

これは著者の人間性やろうね、

 

文章から弱者へ優しさが窺える。

 

 

覚醒剤中毒者への、

 

”どんな時に覚醒剤を使いたくなるのか?”

 

との回答に頷く。

 

覚醒剤とお酒を置き換えると全く同じやから。

 

 

 

 

 

 

 

ある逃亡犯の肖像

免許証や保険証、

 

自身の身分を証明する事が出来ないだけなく偽名まで使って生きてきた。

 

仕事は建築業で住み込み。

 

・・・

 

それでも詮議の眼を潜り抜けて身を潜めるといった感じで無くて、

 

趣味の音楽を楽しんで、

 

ジャズバー等に足繁く通い、

 

周囲に溶け込んで地元の人達と交流している。

 

そんで日々の生活をそれなりに謳歌している。

 

 

70歳まで亡くなるまで、

 

そんな生活を何十年も。

 

・・・・・

 

いや、

 

およそ逃亡犯とは思えんね。

 

生来社交的なんやろうね。

 

愛嬌もあったみたいやし。

 

 

秘密を抱えていたにしても決して孤独では無い。

 

案外悪くない人生だったのではないか。

 

 

羨ましく思うよ。

 

 

・・・・・・・

 

 

自分にも出来るだろうか?

 

 

今住んでいる公団を追い出されたら、

 

彼のように、

 

何処かで住み込みの仕事を見付けることが出来るだろうか。

 

 

ちゃんと馴染めるだろうか。

 

 

・・・・・

 

 

いや、

 

出来る気がしない、

 

 

常に孤独だしね。

 

 

怖いよ、

 

不安でいっぱいだよ。

 

 

 

 

 

「成瀬は信じた道をいく」      著者:宮島 未奈

 

 

眩しいね、

 

読後感はそれしか無いよ。

 

卑屈さや負い目がまるで無い。

 

お天道様の下を堂々と歩いている人生。

 

中学生から大学生へ。

 

年齢を重ねて世界も格段に広がる。

 

相変わらず究極のマイペースで周囲を振り回すけどね、

 

それだけ愛されていることなんよね。

 

 

今後も大いに活躍するであろう成瀬嬢。

 

それでも、

 

「ゼゼカラ」は健在です。

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30年ぶりの姉 2

お節介というか、

 

生来の長女気質。

 

 

公団から出るように示唆したり、

 

こちらの希望や適性を無視して求人票を送ってきたり、

 

そのくせ生活保護の受給を勧めてきたりとかね・・。

 

 

独断専行がすぎるんよね。

 

そして人の人生を勝手に決めるなよ。

 

 

判りきっていることをあえて質問して答えを誘導するやり方も気に入らん。

 

自分では無くあくまで相手が決定したという体裁を取り繕うやり方、

 

見え透いていて小賢しいわ。

 

 

母の財産や年金を一方的に管理して、

 

同意はおろか報告もしないんよね。

 

 

母の家に置いてきたお金や優待も何も言わずに持ち去ったよ。

 

贈呈したのは母へであって姉では無いよ。

 

・・・・

 

心配してくれるのは分っているし、

 

実際世話になっているけどね、

 

 

やはり好きにはなれんよ。

 

 

・・・・

 

連日の雨が辛い、

 

余分な手間暇掛かる。

 

時給は800円にも満たない。

 

 

 

 

 

 

「ジャンル特化型 ホラーの扉」    編集:株式会社闇

 

 

平山さんは相変わらず平山さん。

 

読後感の悪さは天下一品。

 

今回は猫だけに一層ね・・・・。

 

 

「とざし念仏」の話は興味深かった。

 

最後は人望が生死を分かつ。

 

 

 

 

 

30年ぶりの姉

姉にはまったく頭が上がらないよ。

 

母の入院の準備、

 

癌手術の付き添い、説明及び同意。

 

次の転院先を手配してリハビリ計画策定の交渉。

 

更に退院後を見据え介護施設の見学とね。

 

・・・・・・

 

母が病に伏してからは煩雑な手続きの全てを姉がしてくれている。

 

医療職として長年働いてきたお陰で経験のみならず人脈も豊富。

 

もう凄いとしか。

 

・・・・・・・

 

 

こっちは今後の生活の不安に震えるしか出来ないというのに。

 

30年もの間に想像を絶する差が出来たのね。

 

母も姉を頼り切っているしね。

 

自身は心配のみかけているよ。

 

傘寿の病人に励まされているようではね。

 

”かーちゃんは大丈夫だから、ちゃんと守ってあげるから・・・”

 

 

母に寿命をあげたいよ。

 

 

 

 

 

ジェンダークライム」         著者:天童荒太

 

 

どこか欠けた、

 

埋め合わせることの出来ない傷を持った人達の物語。

 

ジェンダーバイアスの考察が興味深い。

 

人間とはかくも無自覚なんやね。

 

そして犯罪というのはこれほど多くの人を悲しませるのかと思う。

 

 

作中では志波が受けた肉体的損傷に最も衝撃を受けた。

 

そしてそれを知った鞍岡の胸中・・・・。

 

面白く悲しい本だった。