不採用

落ちたよ・・・、

 

 

変化が怖いのにね、

 

抗うつ剤を飲んでね、

 

乾いた雑巾を振り絞るように出した勇気だったよ。

 

雨の中、傘さして長靴を履いて、

 

自転車で20分以上かけてまで見学に行ったんよ。

 

 

それなのにね、

 

あっさりと落とされた。

 

働いている人達はほぼ同世代だったと思う。

 

だから年齢ではないよね。

 

単純作業なので職能でも無い。

 

 

・・・・

 

畢竟、自身に魅力が無いと言うことか、

 

一緒に時間や空間を過ごしたい人間ではないということか。

 

薄っぺらい人格なのは承知しているけど。

 

惨めで泣きたいよ。

 

 

・・・・・

 

 

母が病を得て既に5ヶ月余。

 

頼ることは出来ないよ。

 

株も芳しくない。

 

お金が減っていくよ。

 

不安だよ・・・。

 

 

でも、

 

どうしていいのか分らないよ。

 

引き籠りで不惑も後半。

 

こんなん誰も雇ってくれないよ。

 

要らない人間だよ。

 

 

 

 

 

「本を守ろうとする猫の話」       著者:夏川草介

 

 

猫が守ったのではなく主人公を引きずり込んだだけやね。

 

本を巡る問答が本書の肝だけど、

 

空疎で面白いとは感じなかったよ。

 

多読が尊敬されるという価値観なんか元より存在せんやろ。

 

 

著者は医師であり作家という二物を持っている。

 

羨ましいという感想しかない。