あれから7年・・・・。

今日の配達時は雨の予報やったんよね。

しかし、幸い外れて降らなんだよ。



帰宅するときから降り始めたね。



・・・・・・・。


幸運やったけどね、


天気予報って、なんでこんなに外すかね?



まあ、外れて良かったんやけどね、



でもね、なんかね・・・・・。





今日は7月10日。



実はささやかな記念日なんよね。



今から7年前の2008年の今日、



株を始めたんよね。



その年の5月に初めてパソコンを購入してね、



しばらくしてネット証券という存在を知ったんよね。




それまでは金融や経済なんてまるっきり知らなくてね、


むろん財務諸表なんぞは読めずにね、



それどころか四季報のことを季語の本と思っていたぐらいなんよね。




それでも始めたのは・・・・・・、



まあ、単純に単調な毎日に飽いていたからなんよ。




今日という日が昨日と同じでね、また明日も同じというね・・・・。



虚しかったんよ。




ちょうど人生に挫折した時期やったしね。



厭世的やったんよ。




ほんで、パソコンを入手してネットをすれば何か変わるかな?



そう思ったんよね。



それに引き籠って久しい自分がね、


パソコン一つで外界と繋がっているという事実に形容しがたいね、


背徳感にも似た愉悦を感じたんよね♪



さらに、やはり楽して儲けられそうという思惑もあったしね。




だってリーマン・ショックの直前やったから。



だから書店に行けば”その種”の本が平積みにされていたんよね。


馬鹿が引っ掛かるんよ、こういうのに。



・・・・・・・。




私もあっさり引っ掛かりましたよ、ええ、ええ・・・・。




それからリーマンを経て今日で7年が経過。



その間



リサ・パートナーの上場廃止



エルピーダ・メモリの破綻。



ケイブの株価乱高下による度重なる損失。









”世界の”ソニーのまさかの凋落。




いやはや、


こう並べてみると、


損した銘柄ばかり覚えて居ますな~。




・・・・・・。




そして極めつけは、





これははっきり覚えているわ。


2010年の1月19日。




上場廃止の報道が出た翌日は当然ストップ安。



損切りさえ出来なかったんよ。



凄まじい勢いでほぼ全財産を失ったんよ・・・・・。



まさか上場廃止になるなんて思っていなかったからね、




下落しても、下落しても、



意地になってナンピン買いを繰り返したんよ。






それが悉く失われていくのをただ見ているだけなんよね・・・・。




その時の気持ちをどう表現すればいいのか。




最初にね、


思わずね、



母親の顔が浮かんだね。


そして何故か、子どもの頃の自分の姿がね。




・・・・・・。




それから数日後、



泣きながら母に電話してしまいましたよ~(:_;)。



一人では、もう耐えられなかったんよ。




・・・・・・。



いや、はや、



どう仕様も無い息子やね、ホント。








ほんでね、


株から足を洗ったかー?


と言うとね、



そんなことは全然なくてね、



それ以後もちょこちょこ続けています。



ちょこちょこ貯金したお金を投入してね。



ええ、ええ、



その所為で100円単位で生活していますよ。




今日、7周年記念ということで、



虎の子の1,000,000円を追加で投じました。




これで都合3,000,000円の資金です。




・・・・・・・・。




まあ、世間的には大した金額では無いけどね。



底辺にとっては大金なんよね。


一般の人にとっては3千万円に相当するんでないかい?



しかも2010年の1月に零になったわけやからね。







それでね、


今日は記念日なんですけどね、



今日も保有株は下げています・・・・。



とりわけケイブ


あのケイブですよ、



6月の始めからず~~~~~と下げているケイブ


それで今日も下げました。



2%以上も!




・・・・・・へッ!!







付記:7年間における取引収支は-910,951円也。

   但しこれには配当、還付金及び優待その他利得は含まれず。












「死んでたまるか」    著者:伊東潤


大鳥圭介というのは名前だけしか知らなんだよね。


せいぜい榎本と共に五稜郭に行った人程度・・・・。



しかし、読んでみたらこれがハマるハマる♪


伊東潤という作家はアレやね。


衰退する人物を書くのが巧みやね。


上杉景虎武田勝頼もそうやったわ。


判官びいきというけね、


優しい人なんやろね、きっと。


文面からそう感じたわ。



しかし・・・、


五稜郭一党の運の悪さは尋常では無いね。


これが滅んでゆく者の宿命なんかね・・・・。
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