母が1月半ばに入院して以来3ヶ月が経ったよ。
母にとってもそうやし、
自分自身にとっても怒濤の日々でした。
2日にいきなり胃癌と告知されたんよね。
信じられなくて視界が歪んだよ。
・・・・・・
最初に入院した病院で手術を行い無事成功。
これには心底安堵した。
半月後に転院して2ヶ月に亘って療養とリハビリ。
残念ながらリハビリは思ったよりも奏功せず、
自宅に帰ること無く老人ホームに入居することになった。
これが10日前。
・・・・・
この間40回近くお見舞いに行ったけどね、
母の衰える姿を見るのはほんと辛い。
受け答えも少しおかしくなっていたしね。
そして今後のことが不安で堪らなかった。
30年ぶりに姉とも何度も話し合ったよ。
一番の問題はやはりお金のことやね。
これから母からの支援は望むべくもない。
・・・・
判っては居るけどね、
でも、
それでどうして良いのか判らないよ。
いきなり病に倒れるなんて想像していなかったよ。
配達以外何もしたことないんよ。
今更人と交われるのか、
そもそも雇ってくれるところがあるのか。
・・・・
この3ヶ月の入院や手術、リハビリ。
幾ら掛かったのだろう。
母のお金は全て姉が仕切っているから知らないけど、
相当な額だと思う。
当然貯金もかなり減らした筈。
母が先細ることはそのまま自身の衰退を意味する。
物価も凄く高くなって今でも苦しい。
怖くて不安で身動きが取れない。
「母親に、死んでほしい~介護殺人~」 著者:NHK取材班
母が倒れた時にね、
施設に入れることを告げた姉に、
母と同居する考えを訴えたんよね。
一緒に住んで介護をすると。
姉に一蹴されたわ。
全く以て論外という感じ。
・・・・
本書を読むと得心する。
壮絶すぎて言葉が無い。
認知症とはこれほど残酷な病なのだと身震いする。
母もいずれこうなるのか・・・・。