母から弾んだ声で電話があったよ。
素晴らしい夢を見たらしい。
曰く、
多くの猫に囲まれてかしずかれていたと。
まるで猫のお殿様みたいな雰囲気だった。
満面の笑顔で機嫌も大層良かった、らしい。
素晴らしい夢だったと・・・・。
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いや、
なんやろね、
母のこの性格。
全身麻酔の手術を受けて今なお入院中、
傘寿近い老体に鞭打ってリハビリを行う毎日。
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なんでこんなに無邪気で明るくいられるのか。
過去は一切振り返らず、
絶えず未来を見据える考え方。
不思議で仕様が無いよ。
その息子は徹頭徹尾ネガティブ思考で、
過去に囚われ、
後悔と劣等感の塊だというのにね・・・。
ほんとに親子なのか?
両親の欠点だけを受け継いで生まれた気がする。
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日経、もっと下がれ。
いっそ30,000円切ってしまえ。
「日本の貧困のリアル」 著者:石井光太
生活保護受給者としての負い目があるんよね。
それが卑屈な態度に表われる。
自分が惨めで誰とも交流しようとしない・・・。
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この隆司の胸中、
痛いほど分るよ。
自身もそうやね。
誰にも見られたくないよ。
存在自体知られたくない。
軽蔑されるべき対象やからさ。
情け無さ過ぎるからね。