最近、雨の日が続く。
基本的に引き籠りなので構わないのだが、配達の時は困るんよね。
さて、雨の日は読書と酒。
「武田家滅亡」 著者:伊東潤
を読む。
勝頼君は武田家滅亡に追いやった武将ということで、後世の評価は必ずしも高くはないけれどね。
重臣のとの間も不協和音があって信玄さんの時代とは大きく異なる。
さらに金山の枯渇も痛いよね。
しかしね・・・、それは信玄さんが悪いのかな? と思わせる内容。
大体”陣代”って何なんよ?
こんな意味不明な役職に就けるから勝頼君も重臣達も困るんよね。
この作者は情熱的な作家と思うよ。
敗者の視点に立った心理描写が妙に熱い!
判官びいきだと思うけれどお涙モノじゃないからいい感じに読めるんよね。
勝頼君主従が天目山で果てる時は少し切なかったよ。
仕事の面はともかく家族の中が良かったのが救いなんよね、この話は。
桂姫の思いやりが心温まるよ。
それにしても、
真田昌幸とは恐ろしくキレる男よの~。
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