朝刊を読んで嫌な気分になったよ・・・・(-_-;)
国際面でトルコのことが取り上げられていたんよね。
かつて日本は帝政ロシアと戦争して勝利した過去があるよ。
以来トルコは親日になって良い関係を築いているんよ。
確か両国の間では査証も必要なかったんでないかい?
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しかし、
先のクーデター未遂から新聞記者に対して酷い弾圧が行われているってさ。
政権寄りのメディアには大量の政府広告を出稿して懐柔する反面、
批判的な左派に対して理不尽な取材拒否したり報道規制も設けたりね。
露骨な嫌がらせや妨害の為にもう政権を批判できない状況だってさ。
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なんやろね、こういうのは?
似たような現象は世界中で行われつつあるんよね。
ハンガリーでもそうやしね。
ドイツやフランス、イタリアも排外主義が急速に浸透しているんよね。
反対意見や少数意見は口に出せない雰囲気やわ。
社会全体が荒んでいるみたいやしね。
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世界中から寛容の精神や多様性が失われている。
大勢の人が自分の知らないことや興味無ないことには恐ろしく冷淡になっているよ。
さすがに国家間の暴力は起きないと思うけどね、
人と人の暴力は来年も続くやろうな~(*_*)
「テニスプロはつらいよ」 著者:井上夏生
大変面白く一気に読んだ。
プロテニスプレイヤーの関口周一の半生をモデルにしながらテニス界の現状を丁寧に描かれている。
レビューにプロテニスは”1等しかない宝くじ”という表現があったけどまさしくその通り。
卓越したセンスと技巧に依ってジュニア時代は世界5位まで登った関口周一。
だが長じるにつれて通用しなくなる。
178センチの錦織圭でさえ小柄な部類になる男子プロ。
169センチという、もはや”小柄”以下なフィジカルで2メールの外国人選手と戦う姿がなんとも痛ましい。
サービスエースが決まることはほぼ無く球威球速とも世界ではジュニア選手に近いレベル。
加えて慢性的な資金不足に喘ぎながら世界を回る関口に著者の目は限りなく優しい。
エピローグでの関口の不遇さに涙が出そうになった・・・・・(;_:)