毎日が鬱々として心が晴れない。
はああああ・・・・、
こういう時は大抵飲むんやけど、
さすがに飲める体調ではなかったよ、
倦怠と吐き気、
プラス手が妙に震える。
・・・・・・・・・・
酒は一旦脇に置いて、
長い時間をかけて小説を読んでいました。
・・・・・・
うむ、
やっと先ほど終えた。
・・・・・・・
ネットで公開しているよ。
・・・・・・
・・・・・・
いやいやいや、
あなどれんよ、これは。
不惑を超えたおっさんが魅せられました(*´ω`)
長いけど、冗長ではない。
設定もファンタジーやけど、作り込まれていてご都合ではない。
むしろ精緻といえる。
何より登場人物が丁寧に描かれているよね、
懸命な人間はそれだけで人を惹くよね。
師であったロキシーも、
ルーデウスの才能ではなくひたむきさに惚れたんやね。
・・・・・
ルーデウスの成長がわがことのよう嬉しい、
とても共感するよ。
この作品が人気なのも当然だと思った。
・・・・・・・・・
白眉は日記。
この辺は読んでてワクワクして寝食を忘れた。
老デウスの屑っぷりと後悔が良いよ。
最後は泣きながら死にやがってね、笑ったよ、
へへへ🙋
パラレルワールドの話も面白かったしね。
そしてオルステッド戦では必勝の態勢を築きながら、
本気出されたら一瞬で半殺しにされて・・・・、
オルの強さに鳥肌が立ったわ。
こいつはヒトガミとは別の意味で規格外の存在やろ(-_-;)
・・・・・・・
そして最も感動的なのは「最後の夢」の件
ルーデウスの臨終の場面。
「起きていても、別段、やりたいことがあるわけじゃない。
ただもう少し、もう少し、ここにいる面々の顔を見ていたかった。
それだけだ。
言ってみれば、そう。
ちょっとだけ、名残惜しいだけだ。
もうあと一時間か二時間か、あるいはほんの十分でもいいから、彼らを見ていたい。
話しておくべきことがあるわけではない。
何も未練は無かった。
後悔も無かった。
ただちょっとだけ、今のこれが、心地いい。
それだけなのだ。
”もう少し・・・・” 」
・・・・・・・・・
ここまで読んでて少しね、
涙が出そうになったよ、
心が揺さぶられたよ(*´ω`)
これは剣と魔法とかじゃなくて家族の物語だと痛感したよ。
ルーデウスの周囲には常に人がいて、面倒でもちゃんと関わって生きてきて・・・・、
だから人に助けられるんやね。
良い人生やったね、
ルーデウス・グレイラット。
生涯孤独に過ごすであろう、
この底辺引き籠りには眩しい限りです。
そしてロキシーの存在が心底、羨ましいです(*´ω`)