新聞に訃報記事が出ていて驚いたよ。
宮崎学、逝去
享年76
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「突破者」で世に出たんよね、この人は。
読んだときは随分と露骨な書き方だと衝撃を受けたわ(-_-;)
決して模範的な生き方でも無いし品のある文章でも無いけど、
当事者ならではの凄みがあった。
読み物として面白いだけで無く、
ヤクザや被差別部落には強い拘りがあるみたいで、
独自の宮崎理論を繰り返し主張していたを覚えている。
宣伝もせず、
名も無い版元からの出版やけど、
異例の売れ行きやったんよね。
まあ、
一読して納得やったけどね。
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一切群れないこと、
徹頭徹尾権力に抗ったこと、
この2点で故人に対して尊敬できます。
万年東一みたいな愚連隊を私淑していたり、
物事を是非では無く身内か否かで判断したりね、
辟易する場面もあったけどね。
それでも作家と言うより、
反骨のジャーナリストを思わせる著作が多く、
大手メディアも範とすべきやと思うよ。
現状のヤクザと半グレがオレオレ詐欺をやっていることをどう思っているのか聴きたかったね。
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"太く短く"生きるのが信条のヤクザが最期は高齢者施設で老衰というのは、
些か滑稽という気もするけど、
気になる作家ではありました。
ご冥福をお祈りします<(_ _)>