老婆が落ちていた

雨が降っている中の配達。

 

結構シンドいんよね。

 

事前に雨対策の準備をしなければいかんしね。

 

普段よりも格段に手間が掛かる。

 

それでも給料が変わらなよ・・・・・。

 

雨は何も良いこと無い。

 

タダでさえ無いやる気が一層無くなる。

 

 

・・・・・・

 

 

そんなことを思いながら配達していると、

 

・・・??

 

 

・・・・????

 

 

前方に何かの塊が????

 

 

近づくにつれてそれが人間だと判ったよ。

 

 

寝間着姿で道路にうずくまって居るんよ。

 

髪を短くした高齢女性。

 

 

それが小雨の降る中、

 

 

道に落ちている・・・・。

 

 

魂消たわ(-_-;)

 

 

・・・・

 

 

幸い、

 

すぐ近くの民家に知らせて事無きを得たけどね。

 

息子かな?

 

男が出てきて、

 

家に連れ帰りながら、

 

老婆を叱責している様子が見て取れた。

 

・・・・

 

認知症なのかな?

 

80歳くらいかな。

 

母より上だと感じたが・・・。

 

 

ただね、

 

男、余り老婆の心配しているそぶりが無いのが気になったね。

 

 

・・・・・

 

まあね、

 

一緒に暮らしていると、

 

件の事態は日常なのかな?

 

いちいち優しくなんかは出来ないのかな?

 

 

そんなことを思いながら、

 

 

雨の中、配達を続行しました。

 

 

何故か母の顔が浮かんだよ・・・・(;_;)

 

 

 

 

 

 

「断片的回顧録」     著者:燃え殻

 

 

短い!

 

これで1,980円とはどう言う訳であろう?

 

・・・・

 

まあ、借りたからタダだけどね・・・。

 

既刊と内容が重複する部分も多かったけど、

 

それでも面白かった。

 

文章で無く感性で読ませるね。

 

視点が優しくて、

 

酒の肴に良いんじゃないでしょうか。