苦しかった日

苦しかったよ、

 

辛くし怠くて嘔吐感がどうしても治らずに吐いてしまったよ。

 

嘔吐くのが止まらない、

 

身体が震える、

 

胃液がビチャビチャと出たよ。

 

 

幸いバルコニーやけどね・・・。

 

 

水で流す作業は惨めで堪らなかったね。

 

涙で目が霞む。

 

おまけに腹部に刺されるような痛みもあってね、

 

憩室大腸炎の既往歴があるのでコレも懸念材料。

 

 

・・・・・・

 

 

人間って余りにも苦しいと眠れないし、

 

そもそも安静にしていられないんやね、

 

絶えずベッドで寝返りを打ち続けたよ。

 

じっとしてられんよ。

 

少しでも楽な態勢を探そうと懸命やけど、

 

何処にも無かったよ。

 

 

・・・・・・

 

 

飲み過ぎたよ。

 

決して強くないのに一人酒やからピッチも早いんよ。

 

一日でボトルの大半を空けたから自分でも危険だと思っていたんよね。

 

でも、

 

どうにも止まらなかったよ。

 

 

楽天インバースが悔しくてね、

 

株式投資の蹉跌なんて、

 

何処にもぶつけようが無いしね。

 

自分を責めるしか無いからね。

 

悔しくて堪らないよ。

 

・・・・・・・

 

 

過去に幾度も繰り返してきた救いようの無い愚行。

 

飲み続けてもう30年近いか・・・?

 

ただね、

 

肉体は衰えていると感じる。

 

アルコールの代謝が明らかに遅くなったと自覚している。

 

 

不惑も終盤、

 

もう若くないよね。

 

傘寿近い母からも案じる電話がきて、

 

ホント申し訳無いよ。

 

 

・・・・・・

 

日経は相変わらずバブル以来の高騰を繰り返す。

 

 

しかし大損をしたままの資産。

 

 

最悪期は脱していると思うけど、

 

未だマイナスは200万を下らない。

 

 

日経が高いだけに焦るよね、

 

置いていかないで欲しいよ。

 

 

・・・・・・・

 

 

特段長寿は望まないけどね、

 

健康ではいたいと痛感したよ。

 

 

薄皮を剥がすように呼吸が楽になってきたのは夕方辺りか・・・、

 

嬉しくて泣きそうになったよ。

 

かーちゃんの顔が脳裏に浮かんだね。

 

 

何だかんだ言っても、

 

人間を最も殺しているドラッグはアルコールやからね、

 

気をつけねば。

 

 

 

”例え末期になったとしても、

 

すぐに逝けるなんて思うなよ”

 

 

不摂生を咎められたときに言われたドクターの一言が沁みる。

 

 

 

 

 

「保育士よちよち日記」     著者:大原綾希子

 

 

著者の、子どもに向ける目線が限りなく優しい。

 

読んでいて心が癒やされたわ。

 

決して扱いやすい子どもばかりでは無いやろうにね。

 

 

・・・・・

 

 

保育士というのは劣悪な待遇の割に責任が重い。

 

介護職と並んで離職率が高いことで知られているけど、

 

ちゃんと得るものもあるんやね。

 

相手を子ども扱いせず、

 

一人の人間として尊重することで信頼を勝ち得ていく。

 

・・・・・

 

自分の時は酷い保育士もいて、

 

影で意地悪された覚えが未だに消えないよ。

 

 

まあ、

 

自身が可愛げの無い子どもやったのも事実やけどね。

 

 

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待遇が悪くからこそ正規では無く、

 

あえて派遣にしておいて複線で働くという知恵には、

 

さすがシングルマザーだと敬服するよ。