羽生名人の敗北に思う。

今日は幸い雨が降らずに配達が順調だった。
 
それから、数少ない楽しみであるNHK将棋トーナメントを見る。
 
名人:羽生善治  対  竜王森内俊之である。
 
紛れもなくゴールデンカードである。
 
事実上の決勝戦といって差し支えないであろう。
 
 
 
しかし、意外や羽生名人が中盤でおかしな崩れ方をした。
 
そのまま決め手に欠いて敗北。
 
放送時間も大幅に残した。
 
森内竜王が強いのは論を待たないがそれにしてもあっけなかったな・・・・。
 
かつてチャイルドブランドと畏怖をもって呼ばれた”羽生世代”も不惑を超えて久しい。
 
誰もが20年以上にわたって頂点を争ってきた逸材達である。
 
だが彼らも人間である、年齢からくる衰えは否定しようがない。
 
事実、勝利した森内俊之とて若手棋士によって竜王失冠に追い込まれているのだ。
 
何とか踏ん張ってほしい!
 
私は彼らがどれほど凄まじい棋士かを知っているつもりだ。
 
それだけに彼らが負ける姿を、特に若手に負かされるのを見るのは辛い、そして悲しい・・・・。
 
私自身、未来ではなく過去に多くを持つ年齢に成った為であろうか。
 
こんな時私は一人の棋士に思いを馳せる。
 
その特異の風貌から怪童と呼ばれ、29歳で夭折した天才棋士のことを。
 
そう、村山聖のことを。
 
今日は彼のことを偲んで飲もう。