今日は土曜日。
習慣になっている漫画喫茶の日なんよ。
週に一回のね。
そんで、配達が終わった後にね、
漫画喫茶で食べるにおにぎりを二個持って行ったんよね(具は明太子と焼きたらこ)。
パクパク食べながら雑誌や漫画に触れあったんよ(飲み物は店内のポタージュスープ)。
ほんでね、
雑誌に気になる特集が組まれていたんよ。
高浜原発の仮処分を認める記事なんよね。
・・・・・読んで、驚いたわ。
凄いね、この裁判官。
時の権力に異議を唱えるなんて。
新聞でもテレビのニュースでもやっていたけどね。
それらはどうしてもダイジェストやから。
雑誌には詳細な内容が書かれていたんよ。
樋口英明という人なんよね。
京大法科の出。
1983年任官。
現在は名古屋家裁判事。
御年62歳。
「三権分立」
「司法権の独立」
このことは誰もが学校で習ったけどね、
でも実際はね・・・・。
圧倒的な予算、人事権、そして情報量を誇る行政の肥大化をどう防ぐという現状なんよね。
何が言いたいかというとね、
時の政権や国策に楯突く裁判官はまず出世出来ないんよね。
これは法曹界では常識なんよ。
樋口さんもね、これだけのキャリアなら本来は高裁に行くべきはずの人なんよね。
それが家裁なんてね。
しかも所長でなくてせいぜい”総括”判事よ???
あからさまな左遷と言っていいわ。
いや、
報復人事か・・・?
裁判官の人事ってね、
最高裁事務総局が担っているんやけどね。
徹底した秘密主義と言われているけど、
実は露骨なんよね、
任官拒否とかあって。
しばしば問題になるけどね。
犯罪歴のみならず
支持政党、信仰、思想調査とかね。
挙句の果ては親や配偶者、親戚までもね・・・・・。
司法研修所に入った段階でされるんよね。
思想調査なんてね、
これは本来憲法第14条に違反なんよ!
それを最高裁管轄下の研修所が行っているんよ!
そこで気に入られなかった人はどんなに優秀でも弾かれるんよね。
これが任官拒否。
防大は全く反対の意味で使われるんよね。
皮肉やと思うわ・・・・。
だから”ヒラメ判事”ばかり増えてね、
検察や政権寄りの判決ばかりが増えるんよね・・・・・。
樋グッチーは、これから大変よね。
裁判官を辞めてもね、
法曹界は狭い世界やしね。
冷遇されるんと思うよ。
そのことを考えるとね、
なんかね、
雑誌読んでて泣きそうになったよ・・・・・(;̠;)。
引き籠りを始めた当初にこの人も漫画を読んだんよね。
独特のセンスと視点があるなと思ったね。
それから20年近く経つけどね・・・・。
相変わらずの作風。
絵柄は見とれるほど綺麗でそこにまず惹かれたんよ。
内容は重いしハードなんやけどね、
にもかかわらず過剰に深刻ぶらないのが好印象。
随所に入るユーモアも秀逸。
悪い奴が出てこないが唯一物足りないが・・・・。