プロの凄味

今日の配達は極めて順調。


いつもこんな感じならいいのにね。


雨が降らないとホント楽だわ♪





さて、今日は読書の1日。



昨日ね、


予約の本が準備出来ているということで、




閉館間際に行って来ました。




大漁やったんよね。



雑誌が3冊。



怪談本が5冊。



小説が1冊。



漫画が6冊。


計15冊で、



さらにCDも1枚追加。




・・・・・・。



おおおおおー。




善い哉、善い哉♪




最初にどれを手に取るか迷うね。






新聞記事でね、



読書を全くしない若者は増えていると書かれてあったけどね。





これが私には全く理解できないんよ・・・・。





なんでなん?




読書ほど金がかからなくて飽きの来ない趣味は無いよ。



図書館では無料やしね。




利用しないと人生で大きく損しているよ。



いや、これマジで!






読書が習慣になったのは中学生になったぐらいの時かな・・・?




最初は本が好きというより




下らない人間と下らない時間を費やすのが苦痛やったんよ。


他人のうわさ話やテレビの内容とかね・・・・。





それなら一人で本を読んでいる方が遥かにマシだと思ったんよね。




色々な人生や思考を疑似体験できるしね。




それからもう四半世紀以上が経って、






今では、本や漫画の無い人生など考えられんわ。





テレビや映画も良い番組もあるけどね。



読書とは姿勢が違うんよね。


一方的に流されているというかね、



所詮”受け身”なんよ。




だからイマイチ没頭しにくいんよね。





底辺で引き籠りの人間こそ、



読書が大切やと痛感するけどね。




そんな訳で、


これからベッドでゴロゴロしながら読書します。


やっほい♪











「葬送の仕事師たち」    著者:井上理津子


死体修復を生業とするね、


エンバーマーというのは知っていたんよね。


アメリカではとても評価されていることもね。




ただ、それ以上に葬儀屋の胡散臭さを感じていたのが手に取った契機なんよ。


葬儀業界ってぼったくりの噂が絶えないしね。


まあね、


裏側を覗き見する気分やったんよ。




・・・・・・。



読んで非常に衝撃を受けたわ。



いや、本当に魂消た。



凄い人がどんどん出てくるんよ。



これが”プロ”の仕事かと圧倒されたわ。


まさに徹底した職能集団。






”自殺を考えている人が私の仕事を見たら、きっと翻意してくれると思んです。”


そう言い切った死体修復師の強烈な自負。




”コップの水を溢さないような運転を心掛けます。”


そう言って左折したことさえ遺族に気取らせない霊柩車の運転手。




”どんな死体でも完全に焼いてみせる、それが私の誇りだ。”


そう言って神業の冴えを見せる火葬場職員。



・・・・・・。




良質な本に出会えるのは間違いなく人生の幸福だと思う。


この本に出会えたのは幸運だった。




読後はしばらく余韻が覚めなんだよ・・・・・。
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