今日は久方ぶりに遠出したんよ。
と言ってもね、
自転車で30分ぐらいの処にある古本市場と漫画喫茶なんよね。
天気も良かったしね。
たまには自転車で散歩がてらに行くことにしたんよ。
大和川沿いの土手を自転車で走りました。
・・・・・・・。
保有株も冴えないしね。
気分転換の必要もあったんよね。
少し外の風と日光に触れようと思ったんよ。
普段太陽なんて見ないからね、
何と言うかね、
一日部屋に閉じこもりと言うのもね、
精神的に”来る”んよね。
聴いた話やけどね、
自殺念慮なんかは日光を浴びるとそれだけで軽減するというしね。
・・・・・・・。
いや、いや、
死ぬ気なんて無いけどね、ええ。
ここ最近気持ちが塞いでいたから・・・・。
・・・・・・。
行って良かったですよ。
幾分、気分も晴れました。
帰宅時は夕方でね。
背中に夕日を浴びながらゆるゆる帰りましたよ。
なんかね、
少し涙が出そうになりました。
なんかね、
夕日って心が揺らぐんよね。
・・・・・・。
何でやろう?
歳の所為かな~。
NHK将棋トーナメントを観戦。
若手のアベケンは研究家で大変な序盤巧者。
対して谷川御大は”光速の寄せ”で知られる終盤の天才。
将棋の全盛期って意外と若く20代なんよね。
ほんで、35歳を過ぎると衰退が始まるんよ。
棋士の賞味期限は短いんよ。
谷川御大は53歳。
アベケンは26歳。
・・・・・・。
年齢差はもう親子やね。
持ち時間の少ないNHKではさらに若手が有利。
案の定というか、
序盤で谷川御大が意味不明の奇手を放った。
無論、アベケンはそれを咎めて一気に優勢を通り越して勝勢!
開始して僅か30分の出来事よ・・・・。
”このまま思ったらどうしよう?”
観ていて心配になったわ。
解説の阿久津さんも”頓死でしょうか~?”
なんてね。
・・・・・・。
こんなこと言われるなんてね・・・・・。
歴史に残る大棋士なんよ、この人は。
17世永世名人資格保持者なんよ。
それが・・・・。
息子ぐらいの棋士に翻弄されてね。
観ていて悲しかったわ。
・・・・・・。
しかし、
ここからが谷川御大が凄まじい反撃を開始する。
観ていて魂消たよ。
アベケンの攻めをギリギリで躱しながら六5角と打ち込んだんよ。
これが絶妙手!
阿久津も気がつかない手やったわ。
さらに桂馬で王手両取りを仕掛けて、
息つく間もなく相手玉を追い詰める。
”おおおおおおー!”
思わず声が出たわ、そして見惚れたわ。
それは”光速の寄せ”の片鱗を彷彿させる攻めやったね。
逆転するのでは、と思ったけどね。
結果はわずかに及ばず投了。
・・・・・・・・。
しかし、
あの序盤の敗勢からよく盛り返したとね、
胸が熱くなったよ。
今期の、これは一番の名局やと思うわ。
凄く面白かった♪
ほんでね、
観終わってつくづく思ったよ。
全盛期の谷川御大の将棋を見たかったな~って。
村山聖もそうやけどね、
見損ねたのが凄く残念やわ・・・・・(>_<)