ネットで興味深い記事を見つけたんよね。
イタリアでは解雇条件を緩和したら却って失業率が減ったというね。
簡単に首を切れるから、
簡単に雇うことが出来るようになったという、
そんな趣旨の記事やったわ。
へええええー・・・・・。
・・・・・・・。
これってね、
確か、城繁幸が主張していたことと同じなんよね。
終身雇用を廃止して労働力の流動性を高めるべきだってね。
うむ、なるほど。
それなりに説得力を感じるわ・・・・。
でも懸念もあるね。
日本の企業文化に適合するのかどうか?
日本と欧米の会社の在り様の違いというかね。
日本企業は多くの場合、
雇用維持を最大の目的とするんよね。
必ずしも利潤では無いんよ。
だから赤字になっても整理解雇をしなかった経営者を讃えたりするんよね。
このことで巷間、
”我が国のホワイトカラーは生産性が低いよー!”
と批判されたりもするけどね。
実際、ROAの数値も低いしね。
でもそれは当然よ、
優先順位が違うんやからね。
でもその反面ね、
世界的に長寿の企業が多いんよ。
長寿を保つことで雇用の安定を確保しているんよね。
まあ、中にはゾンビ企業もあるけどね・・・・・。
要らない企業までも税金で救済することもままあるしね。
さすがにこれは本末転倒やと思うけど。
対して欧米、
無論、イタリアなんかもそうだけど、
会社はあくまで利潤を追求する”道具”でしかないんよね。
だから破産や清算なんかも頻繁でね、
ましてや社長が記者会見で泣きだすような事も無いんよ。
あくまでも役割を終えた会社の手続きでしかないという意識なんよね。
その会社が潰れることで新しい会社が誕生すればそれで良いという合理的性。
むしろ新陳代謝が活発で経済発展に資するという発想。
だから会社の寿命にはさほど気にしないしゾンビ企業に至っては存在そのもが罪悪という考え。
会社の存在意義が極めて明確なんよ。
だからROAも高いんよね。
・・・・・・・・・。
まあ、どちらが良いかは私には判らないけどね。
環境の変化はあまり好きではないわ、うむ。
「イエスタデイをうたって」 著者:冬目景
18年間掛けてようやく終了。
・・・・・・・・。
なんとも言えない、ちぐはぐな読後感。
最後は無理矢理まとめた感じは否めない。
リクオと榀子嬢の交際は一体何やったの・・・・?
ストーリーが破綻しているわ。
・・・・・・。
絵描きとしては1流。
しかし、ストーリーテラーとしてはね、
3流ですらないと・・・・。
次回作からは原作者を付けてくれることを切に望む。