「奇跡の人」逝く・・・・・・

去年の末にね、


棋士が死んだんよね。



まあ、

無名の棋士なんですけどね。





伊藤能六段 享年54




まだ若いよね・・・・(:_;)




この人は苦労人でね、


奨励会に17年在籍しているんよね。


さすがに長すぎるよ*1




・・・・・・・・・




余談ながら


谷川浩司、3年9か月 羽生善治は3年、村山聖に至っては2年11か月!


奨励会を突破している。




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なかなかプロになれずにもう師匠も本人も諦めていたんよ。


周囲が第二の人生を歩む為の送別会を計画していたほどなんよ。





しかし、


そこから俄然勝ち始めたんよね。



そして年齢制限間際の30歳(現在は26歳)で見事4段昇段を果たすという、

漫画みたいな話になったんよ。



「奇跡の人」



そんな風に言われたんよ。




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しかし、やはりプロの世界は厳しいよね。



その後は鳴かず飛ばずやったよ・・・・・・。


昇段も昇級も殆ど果たせなかったね。


ハッキリ言って将棋界の底辺やったよ。





病床にあった師匠・米長を見舞うと逆に生活の心配をされて、


挙句に小遣いまで貰っている帰る始末やしね~(-_-;)




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ちなみに死因は詳らかでは無いんよ。



自殺という話もネット上ではあるけどね、



どんなもんなんやろ?




まあ奨励会時代からの口癖が、


「死にたい!」 


「意味無い!」



やったからね・・・・。




人柄は良かったらしいよ。


とりわけ後輩や子どもに親切で優しい人との評価があるね。





勝負師には向いていなかったのかな・・・・・。


でも永世竜王である渡辺明を最初に負かしたのはこの人なんよね。


これは見事やわ(*^▽^*)







ご冥福をお祈りします<m(__)m>




かなり古いけど、左から、


























*1:+_+